残暑お見舞い申し上げます

二神です。よさこいも始まり、やっと夏がピークという雰囲気の高知です。なのに残暑見舞いかよと自分でも思いますが、7日が立秋だったんだから仕方ありません。

明治の改暦で西暦(グレゴリオ暦)1873年1月1日にあたる明治5年12月3日が明治6年1月1日にされました。この時の大混乱はNHK「タイムスクープハンター」でも描かれていましたね。ここで約1ヶ月がポンと抜けてしまいました。そのくせ旧暦で使われていた節季やら何やらは機械的に新暦に移されたから、今の暦は日本の気候に対して約1ヶ月先行しています。まだ暑くなりかけの6月に夏至が来て、暑い盛りの8月に立秋が来ます。「秋来ぬと風はさやかに」とか言われても、立秋に秋なんか来とらんがね。だから古文は眠いんだ。そうでなくても眠いか(高校で古文担当だったK先生ごめんなさい)。単語ベースだと3割くらい外国語ですからねえ。意味不明でも発音できるだけましか。漢字を全廃にしてハングルのみにしてしまった韓国は古典文学をどう扱っているのでしょう。「吾輩は猫である。名前はまだ無い」を「??は?である。??はまだ?い」としか読めないんでしょう?。漱石はまだしも、鴎外や日夏耿之介はどうすんだよ(例が極端すぎるかな)。暦がずれているから、12月14日に「今日は赤穂浪士の討ち入りの日です」と言われてもピンときません。旧暦には閏の日やら月やら年まであるので、電話帳の何倍もある元号年月日-西暦年月日対照表があるんですよ。日付だけずらずらずらずら並んだ本。専門家以外はまずそこまで深く調べる用事はないと思いますけども。 似たような話に不定時法がありますが、くどくなるので控えます。

前置きが長くなりましたが、先月下旬に出たタウン情報誌「ほっとこうち」の別冊付録「読む薬箱」Vol.9に打った見開きカラーのアルコール依存症啓発広告はなかなか良い仕上がりです(自画自賛)。今月下旬まで書店に並んでいますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

それと、AKKこうちとは無関係ですが、二神は8月5日に県の特定保健指導者育成講座で飲酒指導について約90分お話させていただきました。いつも断酒断酒と言っているのが今回節酒メインで、普段使わない頭を使わねばならず、スライド作成にだいぶ手をかけましたが、おかげさまでそこそこ好評をいただいたそうです。今月21日(日)は夏恒例のサマースクール(高知アルコール研究所主催)です。藍里病院・吉田精次先生のご講演の時だけ司会を仰せつかっていますが、これはまあ何とかなるでしょう。フロアとの質疑の仕切りまで任されたら(そこは当日確認)、例年の問題(分かる人には分かる)が懸念されますけども、もう出たとこ勝負です。

AKKこうちは、11月前半に、昨年に引き続きイオン高知で相談会開催を計画しています。高知県断酒連合会恒例の飲酒運転撲滅パレードとほぼ同時期です。詳細が決まりましたら改めてご案内申し上げます。ご来場をお待ちしております。