最近の状況
二神です。2月28日(日)は、高知県精神保健福祉センター主催の「アディクションフォーラム2016」でした。AKKこうちも昨年の 第1回「2015」に続き実行委員会段階から参加しておりました。会場は旭の「男女共同参画センター ソーレ」。山﨑センター長の基調講演に始まって、県内各種自助グループの活動紹介が昼休みをはさんで正味約2時間、そのあと 松本俊彦先生のライブ感あふれる講演が1時間。「せっかく松本先生が来てくれるんだから、他を削っても90分は聴きたい」と、実行委員(私は断酒会県連メンバーとして参加。AKKこうちメンバーとしては副代表の島内)として懇願したのですが、「松本先生のご講演がメインではないので」という事務局長のKさんの冷静なご意見の前に諦めました。自助グループの活動紹介で、アルコールは昨年は AA高知グループが模ミーティングをやったので、今年は断酒会県連の模擬例会。通常2時間やるところを20分に圧縮して、私が司会で誓いの言葉から連鎖 握手までやりました。そのあと、断酒会家族会の活動紹介がパワポで10分(これは島内の担当)。別室には各団体のブースを設け、ポスターやチラシ、パンフ の配布等自由。さらに県立図書館の出前コーナーに依存症関連の書籍がズラリで、その場での貸し出しも可能。参加者はソーレ3階の大ホールがあふれるくらいの大盛況でした。昼休みには例の「アル・コル・かるた」大会も開催され、大の大人が髪振り乱しての盛り上がり。当然「アディクションフォーラム2017」もやるそうです。
また、AKKこうちとは関係ありませんが、その前の日曜(21日)に、全断連四国ブロック家族一日学習会に併せて開催した「アルコール健康障害対策基本法学習会」には県が障害福祉課を通じ て共催してくれ、地域福祉部長のご挨拶をいただきました。あとで古参の会員さんが「よう部長を引っ張りだしたねえ。あんな行事に部長クラスが来てくれたこ とは過去にないが」と感心していました。当方は挨拶者の注文なんか出せる立場にないので、障害福祉課が調整してくれたのでしょう。
とにかく、高知県の行政はかなり本気で依存症(アルコールに限らず)に取り組んでくれています。自助グループも入っての実行委員会は平日夜や日曜に開催 してくれることも増え、「役所は平日9時から5時までが勤務時間じゃ。その方らが時間を捻出して出席せい」という昔ながらのお上目線は、減ってきていま す。ありがたいことです(と、こっちはまだ下々目線(笑))。